扇子の正しい使い方とマナー 代表的な柄5種の意味2023年2月22日 公開 2024年1月24日 更新
暑い夏に涼をとるために最適な扇子。
扇面のデザインは日本の伝統的な柄から、ポップな柄まで豊富にあり、ファッションの一部としても楽しめます。
この記事では上品に扇子を使うための使い方やマナー、代表的な柄の意味を紹介します。
扇子の正しい使い方
基本的な扇子の使い方を知っていますか?
扇子の開き方、閉じ方など使い方をマスターすると、扇子の寿命が長持ちします。
扇子は男女で持ち方も異なるので、正しい使い方で扇ぐと上品に見えますよ。
扇子の開き方
扇子の外側にある骨(親骨)を上にする。左手は下の親骨、右手は上の親骨を持つ
扇面は触らずに右手をゆっくり動かして丁寧に広げる
扇子の閉じ方
両手で親骨を持ちゆっくり丁寧に閉じる
男女で異なる扇子の持ち方
【男性の持ち方】
親指が相手に見えるようにし、残り4本の指で要(根本付近で留められている部分)の部分を持つ
【女性の持ち方】
男性とは逆に親指で要を持ち、残り4本の指は相手に見えるように持つ
扇子の使用時のマナー
扇子を使用する時にマナーを知っておくと、上品に見えます。
マナーを身に着け、周りの人に迷惑をかけないよう快適に涼を取りましょう。
周りにいる人に風が当たらないようにする
暑い時に早く涼を取りたい一心で扇ぐと、風が周囲にいる人に当たってしまいます。
風と一緒に汗のにおいをまき散らしてしまったり、風そのものが不快に思う人もいるため、静かにゆっくり、自分だけにあたる様にしましょう。
ゆったりと扇ぐ
忙しなく扇ぐと下品に見えてしまいます。
扇子を使っているからこそ、上品にゆったりと扇ぐことを意識してみましょう。
代表的な扇子の柄5種の意味を知ろう
扇子の定番と言えば和柄。柄にはそれぞれ意味があります。扇子の柄の意味を理解してノベルティを作成すると、配る際のエピソードトークにも使えますよ。
蜻蛉(とんぼ)柄の意味:勝利
蜻蛉(とんぼ)柄の意味は勝利。
後退せず前にしか飛ばないトンボは、くじけずに進む精神を表します。勝ち虫として武将からも好まれ、鎧や兜などの武具の装飾にも使用されていました。
青海波(せいがいは)柄の意味:幸せ
青海波(せいがいは)柄の意味は幸せ。
波の模様は穏やかでどこまでも続くので大変縁起が良い模様です。お祝い事などにおすすめ。
市松柄の意味:繁栄
市松柄の意味は繁栄。
2色の正方形が互い違いに途切れなく続く柄は、広がりを感じさせます。
子孫繁栄の他、事業の発展・拡大なども表すので、新規事業の記念品に思いを込めて市松柄を選ぶのも粋な計らいです。
七宝柄の意味:円満・ご縁
七宝柄の意味は円満・ご縁。
楕円を四方に重ねた七宝柄は円が重なっていることで縁繋がりを表します。
礼装にも使われる七宝柄は新たなご縁が生まれ、円満な生活を送ってほしい結婚などのお祝い事におすすめです。
麻の葉柄の意味:成長・魔除け
麻の葉柄の意味は成長・魔除け。
成長が早く、真っ直ぐに伸びる麻は子どもの丈夫な成長への思いが込められています。
まとめ
扇子の基本的な使い方をマスターすれば、長く使用することができ、上品な姿を演出できます。
扇子の柄の意味も理解すると、印象に残る素敵な贈り物になるので、特別な記念品を考える際に参考にしてください。
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2023年2月22日 公開 2024年1月24日更新