ステンレスボトル象印 こだわりと商品性能の秘密2020年3月25日 公開  2024年1月26日 更新

象印さんにインタビュー タンブラー、ボトルこだわりと商品性能の秘密

定番のノベルティとして、多くの方々に支持されるステンレスボトル・マイボトル。
多彩な使用シーンを持つ生活密着型の商品であることに加え、世界的なエコ意識の高まりから高い人気と注目を集めています。
そこで今回は、創業100年を超えるボトルメーカーの老舗であり、数多くの人気ボトルのラインナップに持つ象印様を大特集。担当者さんにステンレスボトルやタンブラー、魔法瓶に込められたメーカーのこだわりや秘密についてお話を伺いました。

象印のこだわり

象印がこだわり続けること。それは、常に使う人の立場に立ったモノづくり。
普段、何気なく使っている製品の中にも、“より使いやすく”を追求したさまざまな機能や構造が隠されています。たとえば、片手で簡単にロックが外せるキャップ、丸洗いしやすいボトルの蓋、汚れがつきにくいフッ素加工など。
お客様の「こんなボトルがあればもっと楽しい、もっと満足できる」といった要望に応えるための商品を開発し続けていくこと。それこそが、象印のこだわりであり、企業としての存在理由だと考えています。

象印マホービンのタンブラー・マグボトル・魔法瓶の特徴

業界NO1の保冷・保温性能

ステンレスボトルの基本性能試験において象印は業界ナンバー1の保温・保冷力を誇っています。(他社同等品との同条件による比較検証データより)
人気商品のひとつ『SM-JF36』では、朝6時に入れた熱いお茶が6時間後の昼時でも60℃以上をキープします。また、ステンレスクールボトルの『SD-CB50』では、4℃の冷たい飲み物が6時間後でも9℃以下にキープされます。

象印魔法瓶の断面図

温かいものは温かいまま、冷たいものは冷たいまま、一日中おいしく飲める、その秘密は、ステンレスボトルの心臓ともいえるわずか1ミリほどの「真空層」です。
真空層とは、ステンレスボトルやマグボトルなどに採用される断熱構造のこと。ボトルを内ビンと外ビンの二重構造にして、その間に真空をつくり熱の移動を防ぎます。

象印ボトルの保冷保温効果グラフ 象印ボトルの保冷保温イメージ画像

象印では、これまで培ってきた金属加工技術によって、わずか1ミリほどの真空層を実現。保温・保冷機能はそのままに、より小さく軽く、使いやすいステンレスボトルを提供しています。

安心・安全・”清潔キープ” なボトル

象印シームレスせん イメージ

あたりまえのことですが、ステンレスボトルは飲み物を入れる容器です。清潔に、そして安全・安心に使っていただきたいからこそ、象印のボトルには清潔のためのさまざまな工夫や配慮が盛り込まれています。
そのひとつが、お手入れのしやすさを考えた、栓とパッキンが一体になった業界初※の『シームレスせん』シリーズです。もちろん丸洗いOK。
※ステンレスボトルにおいて、せんとパッキンをひとつにしたせん構造の技術。(2020年7月30日発表による 象印調べ)
※シームレスせんは象印の一部の商品に採用されています。
ステンレスボトルを愛用される方で「組み立てるときにパッキンがきちんとはまっていなくて、バッグの中でお茶をこぼしちゃった」なんてお悩みをよく聞きます。
パッキンと栓が一体化している、“しめるだけ”の『シームレスせん』なら、知らぬ間にこぼれていたなんて不安も解消します。

象印 シームレスせんと従来品比較

LEEホームページから引用

もうひとつ、ぜひ紹介したいのが、本体内側のフッ素コーテイングです。水きれもよいので茶しぶやコーヒーの汚れ・においにも安心です。また、「SM-ZB36 象印 TUFF ステンレスマグ 0.36L(SM-ZB型)」「SM-GA60 象印 TUFF ステンレスマグ 0.6L(SM-GA型)」については、今まで以上にサビに強く、塩分を含むスポーツドリンクにも安心してしよういただけるよう、ラクリアコートプラスを採用しています。食品衛生法による試験に合格しているので、安心してお使いいただけます。
象印では、製品安全に関する基本方針による品質管理を徹底。一定基準を満たす検品体制を整えて、安心・安全で高品質なステンレスボトルの提供に努めています。

使いやすさへのこだわり

象印ボトルのワンタッチ拡大

象印が目指しているのは、「使いやすさ」や「使い心地」を考慮したモノづくりです。
たとえば、片手で簡単にロックを外し、ワンタッチで飲めるステンレスボトルは、ボタンを押すと、キャップがわずかに開いた状態で止まります。実は、この一瞬が大きなポイント。飲み物の蒸気などでボトルの内圧が上がると、フタが勢いよく開き、しずくが飛び散ることがあるのです。
象印では、このわずかな時間で内圧を逃がし、勢いを抑えることで飛び散りを抑制しています。ほかにも、お手入れ後のパッキンのつけ忘れを防ぐ「栓・パッキンつけ忘れ防止設計」や「しずく防止機能」など、うれしい機能がいっぱいです。

象印ボトルの二重構造拡大

お仕事やスポーツ、レジャーなど、外で使う機会の多いからこそ、ステンレスボトルは少しでも軽く、コンパクトのほうがいい。象印では、独自の技術によって素材となるステンレスを限界まで薄く延ばすことで、保温・保冷機能はそのままに、より小さて軽いステンレスボトルの開発に成功しました。1gでも軽く、1mmでも小さく」。それこそが象印のこだわりです。

担当者おすすめ 象印マグボトルのイチオシ商品

基本性能はそのままに。「より使いやすく」を追求した象印のステンレスボトルには、作り手の熱い思いが込められています。
そんなこだわりの商品の中から、誰もが喜ぶ「売れ筋アイテム」と「イチ押しアイテム」を紹介します。

大人気!おしゃれな持ち手付き『SX-JA30 象印 ステンレスキャリータンブラー 0.30L』

SX-JA30 象印 ステンレスキャリータンブラー 0.30
2,893円(税別)/3,183円(税込)

SX-JA30 象印 ステンレスキャリータンブラー 0.30L

バッグの中でも取り出しやすく、オフィス内の移動時やアウトドアでも持ち運びが簡単です。真空二重構造で保冷温性もバッチリ。口当たり滑らかな丸い飲み口で、お気に入りの飲み物を楽しめます。

ロック機能付きワンタッチボトル『SM-SF48 象印 TUFF ステンレスマグ 0.48L』

象印 TUFF ステンレスマグ 0.48L
2,586円(税別)/2,845円(税込)

SM-SF48 象印 TUFF ステンレスマグ 0.48L

象印が誇る高い保温・保冷力の真空二重構造の軽量コンパクトボトル。1日おでかけするときにもしっかり水分補給できる480ml容量。
フタはワンタッチでオープンが可能で安心のロック機能付きです。開けた時にキャップの水滴が飛び散りにくい「飛び散り抑制機構」は、メーカー独自開発デザイン。机の上の書類も濡らさず安心です。

地球にもやさしい、『マイボトルのある暮らし』

世界的にプラスチックゴミを規制する動きが加速しています。日本においても年間200億本のペットボトルが使われているといわれています。捨てずに使えるマイボトルを持つことは、一人ひとりがすぐにはじめられるとても身近なECO活動です。
100年にわたって魔法瓶をつくり続けてきた象印では、「マイボトルのある暮らし」をより広く受け入れてもらえるよう、さまざまな取り組みを続けています。

1.持参ボトルにお得に入れ替え!「給茶スポット」

象印給茶スポットイメージ画像

象印が取り組む「給茶スポット」とは、カフェなどの加盟店にマイボトルを持って来店すると、おいしい飲み物をマイボトルに入れてもらえるというサービスです。価格はお店ごとに異なりますが、概ね通常メニューよりも安い金額で、こだわりのコーヒーや紅茶、本格的な日本茶などを楽しむことができます。
環境への貢献と健康的なライフスタイルの提案を続け、現在の加盟店は全国になんと約150店舗。
■象印 給茶スポット
https://www.zojirushi.co.jp/cafe/spot/

2.おいしいほうじ茶を無料で!「FUJI ROCK FESTIVAL」に協賛

象印イベントへの参加イメージ画像

『給茶スポット』の取り組みに加え、さまざまなイベントにもブースを出展。「出張!給茶スポット」として、マイボトルを持参した来場者の水分補給を無料でサポートしています。2011年からは、国内最大級の音楽フェス「FUJI ROCK FESTIVAL」にも協賛。老舗『袋布向春園本店』のおいしいほうじ茶を無料で提供しています。
ほかにも数多くのイベントへの出展を通じて、マイボトルユーザーの支援、およびマイボトルの啓蒙活動を行っています。
■象印 SDGsへのアプローチ活動
https://www.zojirushi.co.jp/cafe/action/

象印マホービンのこれから

企業理念に「暮らしを創る」を掲げる象印では、“モノづくり”だけでなく、“コトづくり”にも積極的に取り組んでいます。コトづくりとは、暮らしに溶け込む象印製品を通じて、「こんなにも楽しい生活ができる」「大きな満足を感じられる」「心地よい空間を創れる」といった新たな価値を提案すること。
ステンレスボトルをはじめとしたさまざまな製品を手にしたお客様の生活がより豊かなものになるよう、商品づくりに取り組んでいます。

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