オリジナルTシャツ│
DTFプリントとは(オンデマンド転写印刷)

Tシャツなどのウェアへフルカラー印刷できる新しい印刷手法

DTFプリントとは、専用の転写フィルムを用いて、ウェア類やバッグやポーチなどの布物・にプリントする印刷方法です。「Direct to film」の略称で、従来の転写印刷のデメリットをカバーした新しい印刷手法です。
商品に直接印刷する「インクジェット印刷」に比べ、ロゴやイラストの色味、細部の再現性が高いのが特徴です。

DTFプリント（オンデマンド転写印刷）

幅広い素材・本体色にフルカラー印刷ができる

Tシャツ、ポロシャツなど布物へのフルカラー印刷の定番、DTF転写印刷。熱転写印刷とも呼ばれています。素材に直接印刷するのではなく、フィルムシートにインクを付着させてからウェア素材に転写します。アイロンプリントの手法がイメージしやすいです。
生地の影響を受けにくく、幅広い素材に再現性の高いプリントができるのが強みです。

特徴１

幅広い素材に対応

コットン、ドライTシャツなど、幅広い素材に対応できるのがDTFプリントの魅力。インクを厚く盛れるため布や多少凸凹のある面でも印刷ができます。
キャンバスバッグなどの布地も得意です。
特徴２

広範囲・低価格に名入れ

袖やボディ全面など、広い範囲にフルカラー印刷できます。色味の再現性が高いため、グラデーションや濃淡のあるデザインも可能。製版の必要がなく小ロット・低価格で作成できるのも強みです。
特徴３

フチがつかない転写印刷

従来の転写印刷の場合、デザインの周囲に1mm程度のフチがつきますが、DTF転写印刷ではフチがつかないため、デザインの邪魔になりません。

DTFプリント　印刷面の耐久性

DTFプリントは耐久性が高く、色落ちや割れ、洗濯に強いのが特徴です。従来の転写方法とは異なり、フィルムシートからインクのみを生地に転写させるので、少々衣類を引っ張ったりして印刷面が伸びても裂けてしまうことがありません。
代表的な衣類の色落ち試験「洗濯堅牢度試験」では4-5級のグレードがあります。（5級が最も優秀です）

DTFプリントのメリット・デメリット

メリット1幅広い素材・本体色に鮮やかに印刷できる

専用フィルムにプリントしたものを熱転写する手法のため、下地の影響を受けることなく高精細フルカラーの印刷ができます。
複雑なデザインも対応可能で、写真のプリントにもおすすめの印刷方法です。

メリット2洗濯強度が高く色落ち・ひび割れに強い

従来の転写シート圧着とは異なり、インクのみを生地に熱圧着します。
生地の伸びによるデザインの割れが起きにくく、インクジェット印刷に比べ洗濯強度が高いです。特に洗濯回数が多くなるTシャツへのフルカラープリントに向いています。

デメリット1印刷面の通気性・吸水性が落ちる

DTFプリントは転写フィルムを用いて印刷する手法のため、転写印刷をした部分は通気性が低くなり、コットン素材の場合は吸水力が落ちます。
印刷表面は膜をはったような仕上がりになります。
Tシャツ全面に大きくDTFプリントをした場合、汗を吸い取りにくくなります。

デメリット2ぼかしたようなデザインは不向き

色の再現性が高いことがDTFプリントのメリットですが、その反面、インクジェット印刷のように生地にしみこませる印刷方法ではないため、ぼかしたようなふわっとしたデザインには不向きです。
はっきりした仕上がりはDTFプリント、生地の風合いを活かした柔らかい仕上がりはインクジェット印刷と使い分けがお勧めです。

DTFプリントの工程

原稿の準備

①デザイン原稿はCMYKのカラーモードで準備します。
印刷

➁転写フィルムシートに反転した状態でプリントし、色沈みを防止する白インクを印刷。最後に素材に密着させるためのパウダー状の糊を乗せます。
プレス

③ウェアの指定位置にフィルムシートを配置し、約120℃の高温プレス機で熱圧着。
フィルムを剥がして乾燥

完成！

DTFプリントの料金・印刷代のめやす

印刷代
+
個数分

DTFプリントの費用は、
印刷代×商品個数分で計算します。

例）コットンTシャツ100枚・印刷部位「前面」の場合の印刷代

【印刷代】100枚×1,224円＝122,400円(税込)

※商品代、送料が別途かかります。印刷部位により印刷代は異なります。

Tシャツサイズとプリント位置

サイズの違うシャツを同時に購入し印刷する場合でも、プリントするデザインの大きさは同じです。
商品サイズによって印刷位置の見え方が異なります。シャツのサイズによって、デザインが小さくみえたり大きく見えたりします。

同じプリントデザインをサイズ違いのシャツに印刷した例

サイズの小さなTシャツはデザインが大きく見えます

プリント位置の指定について

サイズの違うシャツを同時に購入いただいた場合、襟元からの印刷位置指定がない限り、プリント位置は弊社にてバランス調整させていただきます。
お客様のご指定位置で印刷することも可能ですが、全体のバランスが悪くなる場合がございますのでご注意ください。

弊社で印刷位置のバランス調整をした例

なるべく似た位置に見えるよう、襟元からの距離を調整しています

バランス調整なしの場合

シャツサイズが大きいほどバランス不均等が目立ちます

DTFプリントの事例を見る

コットンTシャツ
ドライTシャツ

Tシャツ　インクジェットプリント・DTFプリントの違い

印刷方法	インクジェットプリント（白引きなし）	DTFプリント（オンデマンド転写）
印刷見本
印刷内容	データ化されたデザイン原稿をそのままノベルティにインクジェットプリントする印刷方法です。	転写シートにフルカラープリントし、ノベルティに熱プレスする印刷方法です。
素材対象	ホワイトのコットン素材Tシャツ	様々なコットン、ドライ素材ウェア
印刷代	382〜688円(税込) 印刷部位によって価格が変動します。	450〜1,224円(税込) 印刷部位によって価格が変動します。
納期	校了(印刷原稿確認)後、2週間半～3週間程度	校了(印刷原稿確認)後、3週間程度
最小発注数	1個以上から1個単位	1個以上から1個単位

注意事項

4色とはシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の掛け合わせ、つまりCMYKでの印刷です。ご入稿されるロゴやイラスト等のデータはCMYKで作成されたデータをご入稿ください。
特に蛍光色のような彩度の高い色や、CMYが低い数値で構成されたニュアンスカラーはくすみやすいので、避けていただきますようお願いいたします。
パソコンのモニタで見るデータの色と、実際の印刷の仕上がりは若干異なります。モニタは光での表現に対し、印刷はインクでの表現になるためです。仕上がりが気になる場合は実物校正(別途費用)をおすすめいたします。

Tシャツ　DTFプリントのよくある質問

注文したオリジナルTシャツのプリント部分は、洗濯や摩擦によって色落ちや色あせることはありますか？: 数回のお洗濯で色落ちや色褪せはなく、プリントをお楽しみいただくことが可能です。
より長くきれいな状態を保つため、プリント面を内側にして裏返し、ネットに入れて洗濯いただくことをお勧めします。
なおウェアの種類や本体カラーによっては、最初に色落ちするものもございます。
また各ウェアによっても洗濯表示が異なりますので、洗濯前にご確認ください。
印刷面が剥がれることはありますか？: あまりに細い線の場合、糊が弱く剥がれが生じる恐れがございます。
また洗濯はプリント面を内側にして裏返し、ネットに入れて洗濯いただくことをお勧めします。
写真印刷やフルカラーのイラストをプリントすることは出来ますか？: DTF印刷やインクジェット印刷にてご対応可能です。
特にDTF印刷ですと、専用フィルムにプリントしたものを熱転写するため高精細なフルカラー印刷が可能です。
印刷サイズはどのくらいですか？: 印刷される部位によって、印刷可能サイズが異なります。
詳細については、各商品ページ「●●(商品名)の名入れ」にてご確認ください。
Tシャツ一枚一枚に、異なるデザインを印刷したいです。: １デザインにつき、最小発注数以上であればご対応可能です。データ毎に版代・印刷代がそれぞれ必要となりますので、金額についてはお問い合わせください。
量産前に注文した商品を確認できますか？（実物色校正の作成をしたい）: ご対応可能です。費用や納期は商品により異なりますので、ご希望の方はご発注時に担当までご指示いただくか、注文フォームの発注に関する備考欄へご記載ください。
※校正作成のみのご注文はお受けしておりません。
同じデザインで追加発注したいのですが、版代は再度かかりますか？: 版を作成しない印刷方法のため、版代は発生いたしません。
様々なサイズのTシャツに同じ版でプリントできますか？: ご対応可能です。
なお同じ印刷サイズの場合、一番小さいサイズのTシャツに設定されている印刷範囲に揃える必要があるので、Tシャツサイズによってデザインのバランスが異なります。

それぞれのTシャツサイズに合わせてバランスの良い印刷にしたい場合は、各サイズ毎で印刷サイズを変更されることをお勧めいたします。
ご不明点は担当スタッフまでお気軽にご相談ください。
どのように色指定すれば良いですか？: CMYKにてデザインをお作りください。ご入稿いただいたカラー設定にて印刷をさせていただきます。
※DIC・PANTONE等でのプリント色のご指定はできません。ご指定頂いた場合はCMYKの近似色に置き換えた印刷となります。
プリントができない色はありますか？: 金・銀や蛍光については表現が出来兼ねますので、こちらを踏まえてお色味を設定しご入稿ください。